全遊動釣法で狙う状況と狙わない状況

チヌをフカセ釣りで狙う釣り場の条件は、常に変化している物です。水温、風(強さ、向き)、波(高さ、うねり具合)、潮(速さ、方向)、さらには、エサ取りの種類と量など、毎回毎回違う条件下を上手く釣ってこそ、満足ある一尾を手にする事が出きます。

フカセ釣りの理想形・全遊動釣法

ナギで潮目、全遊動釣法なら一発・・・、かな?(^_^)すべての条件化に適合した最大公約数を探すのは無理があります。その時々でケースバイケースで対応していかなければならないワケですね。

全遊動釣法は基本的にウキを固定せずに完全にフリーで使用します。ガンダマの使用もできる限りしない方がよく、出来るだけマキエのオキアミの落下に近い形でフォーリングさせながら、マキエの帯の中を釣って行くようなイメージです。

こうやって書けば、全遊動釣法は、完璧な作戦のように聞こえるかもしれないですが、ガンダマを使用しない全遊動釣法は風に非常に弱い一面も持っているんですね。特に横から風が吹くと、本当にマキエサとの同調がはかりにくくなります。

全遊動釣法で狙いたい場合とそうでない場合

以上のことを踏まえて、全遊動釣法で狙う状況下を考えてみると・・・

  • レンジ(食ってくるタナ)が判り辛い時
  • レンジ(食ってくるタナ)が深いことがあらかじめ予測される時
  • 水深のあるポイントで、秋口など、ボトム中心に狙う時
  • エサ取りが少ない状況
  • 無風かそれに近い状況
  • 特別早い流れが無いようなポイント(これはチヌ釣りにはあまり無いと思いますが・・・)
  • 極端にうねっていない状況、あるいはサラシが無いような状況

どっちかって言うと、ナギ場の釣りと呼んでイイと思いますが、もちろん、マイナス負荷の全遊動タイプのウキを使用すれば、本流やサラシの攻略等も出来ます。しかし、本項はチヌのフカセ釣りに言及する物が殆どですから、あまり荒磯を意識した部分の記述は避けます。グレ釣りに関してはグレ釣り・メジナ釣り、爆釣磯釣り情報局をお楽しみ下さい。

対照的に全遊動釣法で狙わない方が良い状況はどのような状況かと言うと・・・

  • 食ってくるタナがハッキリしている時
  • 風が強めに吹いている状況下
  • 横風の中を釣る場合
  • ボラがトップでうるさい時
  • 極端に浅いポイント(全遊動では無くて、二段ウキにすべきです)

このような状況下では、全遊動釣法の利点が活かし切れないので、この釣りを選択するべきでは無いと思います。

釣り方にこだわりを持つのは、あなたもアングラーですから、当然そういうものは持っておられると思います。

しかし、ケースバイケースも求められる・・・

まあ、この辺りが、フカセ釣りの一番面白い点だと思いますが・・・

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