磯竿メーカー・トップ三社のチヌ竿を徹底比較してみる

フカセ釣りのチヌはグレ竿で楽しんでおられる方も多いと思いますが、ご存知の通り、チヌのフカセ釣りには、チヌ対応型の専用ロッドがあります。

別にグレ竿でもナンボでも釣れるんですが、やっぱり専用のロッドがあれば、興味津々・・・、これ、アングラーの悲しい?性(さが)でしょうか?笑

そこで、磯竿メーカーの代表的な御三家、すなわち、ダイワ、シマノ、がまかつで、それぞれチヌのフカセロッドの顔になっている、銀狼、鱗海、チヌスペシャルのスペックやそれぞれの手にした感じなんていうところを、比較して、次のロッドを求める時の参考にして頂けたらと当コンテンツを書いてみました。出来るだけ客観的に行きますから、どうぞ参考にして下さい。

ダイワの銀狼

ダイワのチヌ竿と言えば「銀狼」ですが、2005年に発売されてから、まあ、次から次へと色々な機種を出してきます。ダイワ曰く「進化」ですが、魚の進化のスピードの1億倍以上の速さで進化する釣り具は、本来メーカーの営利主義という資本主義の理念がその最も大きな進化の理由でしょう。まあ、メーカーがシッカリと儲からないと、良い釣り具も出てこないと言う事で、アングラーが煽られるのも痛し痒しと言う所だと思います。

これはダイワに限らず、シマノもがまかつも一緒ですね。原油高の高騰を理由に、安い原価の既存の在庫商品の値上げに踏み切ると言った“暴挙”までやってのけた経歴があるわけですが、それもアングラーは黙って耐えてきたわけです。カタログやテレビCMでは多分に新発売の釣り具で煽ってきますが、こう言う煽りも、メーカー側からすれば、仕事の一部・・・、アングラーは落ち着いて自分にピッタリのお気に入りのロッドを一つ持つ必要があるわけですね。

さてさて・・・、ダイワの銀狼ですが・・・、せっかくですから銀狼王牙を見てみましょう。メーカーのコピーでは・・・

「銀狼王牙」シリーズは「銀狼」の繊細、俊敏そしてどこまでも粘る粘強調子のDNAを継承、さらに1ランク上の最高級素材で軽量の「超密度SVFカーボン」をベースに最高のパーツを搭載、全エリア対応の最高峰チヌ竿として「本物」にこだわるマニア層へ贈る最高級のモデルです。黒鯛釣りの醍醐味をより深く味わっていただくために4つのモデルを用意させていただきました。

こうあります。スペックを見てみましょうか・・・

特徴は、V-ジョイント、SVFカーボン、ソリッド穂先、楕円リングで傾斜フレームのオールチタンSICガイド、ベタツキを軽減する塗装、固着防止機能と言った所で、商品名が新しい以外は、殆ど従来品と同じです。(値段が高くなったかな・・・)

鱗海SPECIAL ARTLETA

巻き込み強度が2.5倍と言うのが第一番の謳い文句でしょうか?、確かにシマノはズームタイプのロッドがありますから、長さを勘違いしてリールの巻きすぎによるトラブルは他メーカーのロッドよりも高頻度で起こり得るかもしれないです。

気が利いてよいと思われるかも知れないですが、巻き込み過ぎなんて、ただ単にアングラーの不注意による物で、少しやり取りに余裕が出てくれば、いくらでも回避できる物だと思います。

シマノの磯竿作りは、ダイワ、がまかつの後手に回った感が否めないです。製造メーカーである以上は製品を作らない事にはそこで働く人たちが経済活動を出来ないわけで、商品企画が甘かろうが辛かろうが、とにかく作る事だけに意味を持っている・・・、こういう感じが外から見て取れます。

バブル崩壊期にアパレルメーカーが、それ以前の好景気だけを頼りに、売り上げの裏付けも無いままに百貨店相手のくだらない商品を作り続け、不良在庫を山のようにして会社を傾けさせた愚行に良く似ています。

鱗海やBB-Xのシリーズがヤフオクの定番商品と化している事実を見れば、お金が回っているだけと言い放っても特に言いすぎとも思えないですね。では、スペック表を見てみましょう。

ダイワに比べて元竿が太めです(これは全体的にシマノの特徴ですね)、その分自重がやや重めになってますが、穂先はダイワより細めに出来てます、価格はダイワより高めの設定ですが、価格の差をスペックに見出す事は出来ないです。

がま磯 チヌスペシャル 黒斬

がまかつのチヌ竿は私自身、好んで使っていたことがあります。チヌスペシャルから競技チヌが出た当時の事ですが、グレ竿よりも曲がる分アクティブサスを実感できる所にその良さがあります。競技スペシャルやマスターモデルなど、色々な銘柄あり、迷う所ですが、何使ってもそんなに大差は無いと思います。せっかくですから、黒斬をチョット調べてみましょう。メーカーサイトにはこうあります。

伝統の「チヌ調子」を受け継ぎつつも、各継ぎ番の剛性バランスをさらに高め、極限まで「美しい円弧」を表現。これによりチヌのタタキを抑え、しなやかではあるが竿の持つ全体の粘りで大型のチヌを浮かせることが可能です。また、新たにチヌ専用の細身に設計した一体成型スライドシートを採用することによりホールド性が向上。さらに新型のIMガイド、LGトップを搭載。糸通りが良くなるとともに、糸ガラミによるストレスを大幅に軽減しました。調子だけではなくトータルで生まれ変わったチヌスペシャルの誕生です。

という事ですが、以前のチヌスペシャルでもいくらでも大チヌは浮かす事が出来ましたから、多分に煽りが入っています。スペックを見てみましょう。

価格帯は三代メーカーの花形チヌ竿を比較すると、がまかつが最も値ごろな価格と言えます。

繊細な穂先は元来がまかつの売りの一つで、ダイワ、シマノの両メーカーが追従する形でがまかつよりも細く仕上げてきている・・・、こういう感じです。より繊細な釣りを目指している・・・、こう言う事でしょうね・・・

少し嫌味な見方で書きましたが、お金を使う以上はシビアに釣竿を選別して、より満足のいく様な釣りにして欲しいから、こういう書き方をしてみました。

まあ、何使っても、所詮は道具、要するに「手の延長」なんですけどね・・・(^◇^)

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